昨深夜は雨だった。
一雨一雨、この北の街に春をもたらすのだが、昨夜疲れ果てての仕事終わりの雨には、少し閉口した。
気温が高くなってきているのだろう。
一転、今は雪景色だ。
客足が遠退きそうな、白のカーテン。
外を眺めると、そのような。
突然だが、車の故障により、徒歩通勤になっている。
10年選手の我が愛車。
疲れたようだ。
先月からの身体の不調に加えての災難。
年度末には、何かがある。
気分を改めるに、冬物のズック靴をスニーカーに改めた。
足元軽しは、気分もまた。
只、この雪が積もると帰りの足元は危うい。
営業車での帰宅になる。
どうも昔から営業車の当りが悪い。
ぞんざいな方に当たる事が多く、帰り路に不愉快も度々ある。
皆が皆というわけでもないのだが、マナー向上を願う。
店を暗くしてエレベーターに乗る。
ビルの施錠をして、僕の仕事は終わり。
視線を三条に移し、贔屓の営業車を探す。
彼に会えると嬉しくなる。
控え目なもの言いの運転手さん。
「また、あいましたね」
「いつも、ありがとうございます」
このやりとりが、至極幸福感。
今日は、彼は待っていてくれるだろうか。
僕の深夜の運試し。
あと6時間後。
当然ながら、大吉を願う。
大吉を願う
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