物事の終わりと始まり。
どちらを眺める事が多いのだろう?
漠然と考えていた。
始まりは気付かず始まり、終わりもまた然りか。
若しくは、始まりを自覚し終わりもまた自覚しつつ幕をおろすか。
本日札幌ドームにてサッカーを観戦。
ひとりの男の幕のおろしかたを観に行った。
ピッチより、サイドで黙々とアップする彼を観ていた。
出会った時の距離感の取り方に好感をもった。
媚びず愛嬌も無駄に撒かず。
ひょんな事から続けて顔を合わし、互いを少しずつ語った。
無名の僕とは違い、彼がこの街で高名な事を徐々に人伝に知った。
アスリートにケガは付き物のようだ。
彼は戦ったが、今日幕をひいた。
彼の始まりは、知らない。だが、今日の日を始まりと捉えると、僕はその始まりを知ることになる。
試合は時折出来すぎのドラマを起こす。
その筋書きの中彼のパフォーマンスに、千切れる程手を叩いた。
本日目撃者は、2万数千人。
幸せな男だ。
今朝、一人の無名の男が、40にして新たな挑戦を。
結果は無惨も新たな一歩には拍手を贈りたい。
闘う男は美しい。
今日は、この二人の男に羨望を覚え、傍観者たる己を知った。
僕は多分何も始まってはいない。
終わるから始まる事
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