2010年2月の記事一覧
札幌を中心街で割る国道36号線。
薄野を横切る辺りでは、ほぼ東西に走る。
札幌の街は北三条通りを基準に中心を据えられたらしいが、そこら辺りは碁盤の目だ。
三条界隈とは、薄野の境界線の国道から一本北側を平行して走る通りの周りの商店街を指すようだ。
東から西へ車的都合で述べると一方通行になる。
本日車にて出勤。
僕は、その南三条通りの東の立ち上がりの地点から真っ直ぐ西へ向かう。
信号が順調なら10分もかからずに店へ着く。
左右に様々な建物を眺めながら、突き当たりは手稲山だ。
そこから見える山の稜線は、西南西。
本日所用でバタバタの出勤。
よって日没近くの移動となった。
赤く染まる稜線を見ながら車を西に。
出勤は黄昏時。
長々述べたが、要するに日が長くなったと思った。
我がダリアの営業時間は、いい加減だが、黄昏時から深夜まで。
本日友の顔はまだ見えず、おもむろにこれを記した。
ここから見る景色は、何ら変化がない。
この、ビルの四階からの眺めは近辺の縦長の建物達に囲まれているだけだ。
水の音がしている。
この店唯一の東の出窓に近づくと地勢の様子がわかる。
雪がとけはじめ、その溶けた水が通り行く車の走行音を変えている。
出窓の縁の植物の綴り、季節外れにゼラニウムが一輪咲いている。
この季節に見る桃色の花は、それだけで可憐だ。
春の匂いがしている。
久々徒歩にて出勤。
少しだけ軽くなった装いの人々。
冬が長いとその分だけ、楽しみが大きくなる。
店の盆栽の梅の木。
今年は全く沈黙している。
生きてるか否かが解らず、こういう時話せない植物を恨めしく思う。
二月は短い。
この短い中にも様々な事が。
開けるとまた、いよいよ本格的に春。
出逢いと別れの季節。
思えば三十数回目のこの季節。
振りえかるこの季節は、いずれもぼんやり滲んでいることに、時を感じた。
どうも、節は分けたらしい。
昨夜も豆は食した。
落花生なるものを塩ゆでしたものだ。
少々塩が過ぎた。
薄紅色の岩塩とやらで特別感をだしたのだが、調子に乗りすぎたようだ。
寒い。
店の空調は28℃にした。
どちらかというと常夏な温度だ。
暖まらないでいる。
今に始まった事ではないのだが、この季節の立春は、北緯43°の土地の人間にはピンと来ない。
路面が、テカテカに光っていた。
寒さに痺れを切らし、昨夜から意味無くお湯を沸かしている。
その音が僕の横で、チリチリ騒いでいる。
気分は、悪くない。
無人の店内。
低い音量でカレン・カーペンターの声。
今年は咲かない梅の盆栽。
今日の僕は、今朝搾られた旭川の日本酒とともに、様々な厄を持った人々を待っている。
人の役に立てればいい。
そう考えるとこの寒さにも意味を持たせたくなってきた。
北国の冬は、長い。
