2009年10月の記事一覧
週末と月末は、淋しい。
デートの予定とかではない。
我がダリアの話。
開店してやがて二年になろうとしているのだが、この法則のみ死なず。
世間と逆行している。
時が止まっているようだ。
このような時、店主は何をしているかというと、本を開いたり閉じたり、携帯電話を開いたり閉じたりしている。
ようするに、開いたり閉じたりを繰り返している。
我ながら滑稽だ。
今は開いている。
過ぎている筈のものが過ぎず、留まっている。
外はまだ降ってはいない。
やがて雪の予報。
10月も去り、また冬が始まるようだ。
夕方からの雨が降り続いているようだ。
ブルーマンデー。
聞こえるのは、雨音と気だるいイパネマ。
寒気すらする。
退屈だ。
昨日、酒を過ぎた。
よせばいいのに、記憶はパッチワーク。
継ぎ接ぎになっている。
親友の女性の花嫁姿の日。
懐かしい顔も多く、つい、はしゃいだ。
色々な人と色々な接点。
愉しいな。
いつも噛み合っているようにも思えるし、決して繋がらない気もする。
ずれてはぐれて早37年。
友におめでとうと今宵の怠惰にひとり淋しく乾杯を呟いた。
それでも昨日から僕は、牛スジ肉をコトコトコトコト煮込み続けている。
せめてとても美味しいくなってくれればいい。
ある意味これは、神の領域だ。
賄いを自分の為につくるのが億劫で、また即席めんで済ませた。
悪い癖だが、汁まで全て飲んでしまう。
今、供にしたコーラを持て余している。
だが、満腹だ。
空腹よりは、ある意味今日の所は増しだ。
退屈に連休が過ぎてゆく。
この調子なら商売あがったりで、毎度の月末の涙を想像してしまいどうかとも思うのだが、どうも完全にこの怠惰に同調している。
昨夜まで事情ありきで実家へ。
ここから東北東に徒歩40分。
足を引き摺り、休み休みも歩いた。
久々に見た札幌中央部での星空。
違う道のりは、違う景色をもたらしてくれる。
夜空を見上げ見上げ歩いた。
思えば、そのようなセンチメンタリズムが好きだった自分を思いだし、一日の終わりにて最高潮ボルテージがあがる。
実家に帰ると待ちわびた愛犬。
人間味溢れる小型犬。
「星が綺麗だよ」と話しかけたところ、「ワン」と言っていた。
僕にとってのこの連休の出来事は、それくらいに進んでいる。
また、紅茶を飲んでいる。
マリアージュフレール。
最近は蕎麦猪口で飲む。
何かギャップが気に入っている。
フランスを江戸で飲んでいる感じだ。
今日も雨模様。
午前の隙間に犬の散歩をし、持つかなあと薄らぼんやりしてみたものの、やはり崩れてしまった。
今は、板氷を切り出す為にそれ自体を緩めている。
要するに室温で溶かしている。
そうすると、包丁で氷が割れずに切れる。
習った訳ではない。
本で読んだだけだ。
本で読んで実践している事は多い。
何をしているかが問題なのだが、恥ずかしいので、ここでは割愛する。
タイマーがカチカチ鳴っている。
ピアノソナタがコンコン聞こえている。
店主は腹を空かせながら、これを記している。
平たく言うと多分今日はそれだけの日だ。
雨と雨にまつわる音だけしている。
店内は、コールドテーブルのファンの回る音だけ微かに。
BGMは、まだかけていない。
先程から降りだした雨は段々激しくなり、この札幌の中心部を湿らせている。
雷もここまでひとつ。
割りと近い。
この一嵐一嵐で冬が近づく。
また厳しい諸々が、来る。
ひとつだけ確実に言える事は、この雨で客足に影響が出る。
最近、人が来そうな時間まで音楽をかけていない。
すっかり静かがお気に召している。
あと二時間は、想いを廻らしながら雨を聴いていようと思う。
台風は過ぎたが、店の喧騒も過ぎた。
ここ数日で、足の状態が悪化した。
歩くのやっと、座るのやっとである。
要するにずっと痛い。
まあ、今に始まった事ではないのだが。
十年前突如足を失ってからずっと繰り返している事なのだが、今年数回目の化膿が起きている。
痛みの為、今朝も早くに目が覚め悶々。
開けたカーテンの外に台風は過ぎていた。
この身体で立ち仕事をしているに切なくなる時がある。
昨日今日が正にそれだ。
つぶしの利かぬ自分のスキルに嘲りをひとつ。
幸い今日は静か。
週末になると閑散とするこの店も面白い。
外も静かに思う10月今宵。
淹れた紅茶は、既に冷めている。
■チャージ
1500円(19時までは、ノーチャージ)
■営業時間
19:00~26:00位
火曜日定休
後たまに不定休養
■住所
北海道札幌市中央区中央区南3条西6丁目 和光ビル4F
■電話番号
ある名のあるミュージシャンのライブが、始まった。
全くアクシデント的に始まった。
こういう流れもこの仕事の醍醐味かもしれない。
店に眠っていたギター。
主を得て軽快に音を鳴らしている。
僕はカウンターの中で煙草をプカプカ。
深夜一時に客6人。
思い思いに皆酒を飲んでいる。
10月にしては暖かかなと思いつつ過ごしていたが、さすがに冷えてきた。
これから寒い冬を迎えるに憂鬱を覚えつつ、例えば閉店後の帰路に嗅ぐ深夜の凛とした空気を香しくも思う。
只、背負ったハンディのせいか、季節の変わり目の体調の崩れも恒例になりつつある。
今日は、どうもダメな一日なり。
昨日今日と寿珈琲の新店舗を覗きに地下街を歩く。
両日共に行列を見物し、中の喧騒を喜びつつ通り過ぎる。
何よりだ。
サイトのデザインがリニューアルしたという報を受け、確認する。
物好きに私にこの場を与えてくれている二人に忠孝感謝。
思えば、友情という名の他人や身内の好意に甘え泳ぐだけで生きてきた。
早37歳。
嬉しくもあり、恥ずかしくもある。
もう少しだけ、胸を張って生きれるようになりたい。
この好意を前に改めて思った。
良質の書に出逢う事は幸せだ。
意味もなく読み漁っていた頃もあったのだが、財布の事情で今はそうもいかず。
今日出逢った。
人があまり来ない今日のような日に、いい本はかけがいのないものだ。
やはり、人気が少なく、一気に読み終えるのを恐れた僕は、余韻をかせぐが如く、この駄文を記している。
この作業になり、モーツァルトが大きすぎる事に気付き、ボリュームを28にまで落とした。
日曜深夜。
先ほどからカウンターで男女の口論。
隅っこで小さくなり聞いている。
これも仕事なのかなとぼんやり思いながら、携帯を開いた。
「ピー」という電子音で僕は、開いていた映画のパンフレットを閉じ、炊飯器へと向かった。
新米が一合丁度綺麗に炊けていた。
軽くかき混ぜ黒い器によそおった。
黒と白。
何をあてにしてよいか閃かず、とりあえずフランスの塩をふった。
自分の場所に戻りパンフレットを開き煙草に火をつけた。
