たしか、去年の今日、僕は一軒の店を閉店にした。
まあ、そういう意味では記念日だ。
あれから、一年の経過を先程思い出し、早さに辟易しつつも、自らの境遇の違いを面白く思った。
今まで数々のお店のオープンには関わってきたが、閉店は去年の今日が初めてだった。
様々な顔と、様々な想い。
入り交じりつつ、新たなスタートの為に幕を下ろした。
色々な選択が人生にはある。
気が付けば、朝起きてから夜寝るまで、全ての行動に置いて何らかの決断。
その中のターニングポイントが去年は有った。
新たなスタート。
そういうポイントのスタートは僕の場合、全てかなり良くない状況になる事が多い。
と言うか、上手くいった試しはない。
今宵は殊更暇な我が店。
先程まで、この界隈の大先輩とマンツーマン。
暇なのに来てくれてありがとうから、何かの授業を受けている気になってきた。
格好いい男。
それは、何だとつきつけられる毎日。
恥ずかしながら、"格好いい"に憧れて、それだけ目指しこの歳まで生きてきてしまった。
改めて聞かれても答えれない始末。
格好いいとは何だ?
朧げに見えてきた答え。
周りの哀しみを背負いつつ微笑む男達。
幸い素敵な男が多い。
格好いいとはそういう事ですね。
今はまだ、とても言葉に出来そうにない。
一年の経過も僕をそれほど成長させてはいないらしい。
