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ポツンとここにいる。
車が路面と奏でる音は水の音。

雪なのか、雨なのか、いずれでもないのか。

ここからは、判らない。



少し、疲れている。
昨夜少し酒を過ぎた。

グレングラントの72年を飲んだ。
色々してきたが、生まれ年は初めてだったかもしれない。

以外と覚えていないものだ。


それは、思ったより野性的で強かった。
女みたいな奴だ。




昨夜待ちわびたものは、24時間遅れで届いた。
只、今日それを待つ人はいない。




中原中也の詩を思っていた。
詳細は忘れたが、ゆあーんゆよーんのやつだ。

のんどがなります...ゆあーんゆよーん

頭の中、幾度も繰り返した。




待ちわびる。
久々の行動と感情だった。
昔の雨のバス停の事も思い出した。
あの時7時間待って、来なかった。

まだ、蒼かった10代の頃の話だ。



待っている間は、来てからより実はロマンがある。
あの時、それすらも知らなかった。




昨夜のは、今日来た。




煙草を吸いながらこれを記している。
足元にビニール袋。
中には剥かれた蛎殻1ダース。
BGMはオスカーピーターソンと濡れた路面。



当然ゲストは、未だ来ず。

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相変わらず、月末が怠惰に過ぎる。
対策は、今のところない。


店の空気が凛としてきたので、アロマを変えた。
出来る事はそれくらいだ。


今日の最初のお客様も珈琲。
昨夜から我が店は喫茶店のようだ。

珈琲は手技で落とす。
昔から変わらずそうしている。


間が空いたりしているのだが、ほぼ20年そうしてきた。



最近中々いい味になってきた。
それは、豆を提供してくれているカフェゼラニウムや、ランバンさんのものが高水準のせいもあるのだが、何にしても美味はよろし。


ネルの中でお湯をかき混ぜるイメージで手を動かしている。


今日の豆はハイチ。
香しくまろい味。



バーな筈なのだが、今宵もダリアは珈琲の香りが漂うようだ。



夜はまだ始まったばかり。

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先週から始まった忘年会第一陣をやり過ごし、久々の通常営業。


レストランのような営業内容は、御予約を頂かない限りやらないのだが、面白い反面、消耗した。

発熱しながらの連休だった。



この発熱は、身体のハンディと疲労からくるもので、如何ともし難い。


昨日の休みですっかり潤い、再び仕込みの水曜日。


早い時間からの来客と納品でバタバタしたが、今に落ち着く。



二番出汁をとりながらの一服中にこれを記している。



静かだ。




一人の時間はなるべくクラッシックを聴くようにしている。
気持ちが和らぐ。


静か過ぎて、お客様がいらした時に気まずいのだが、勘弁してもらっている。



早いもので、あと一ヶ月。


煙草を吸い込み、ため息とともに吐き出す。
目の前の蝋燭が、微かに揺れて、その事に僕は何故か少し安堵した。

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野球にかまけて、すっかり怠っていた。


冬に変わろうとしている。路面に散った銀杏の黄色が、鮮やかに感じた。
秋の残り香。



ダリアにしては、珍しく合コン三昧。
三昧といっても二本立てなのだが、充分。

このように距離をおいて、出会ったばかりの男女を眺めると、当初の会話の意味の無さに茫然としてしまう。



今宵は、どこまで続くかな。

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週末と月末は、淋しい。
デートの予定とかではない。
我がダリアの話。


開店してやがて二年になろうとしているのだが、この法則のみ死なず。
世間と逆行している。



時が止まっているようだ。


このような時、店主は何をしているかというと、本を開いたり閉じたり、携帯電話を開いたり閉じたりしている。

ようするに、開いたり閉じたりを繰り返している。
我ながら滑稽だ。


今は開いている。




過ぎている筈のものが過ぎず、留まっている。


外はまだ降ってはいない。
やがて雪の予報。

10月も去り、また冬が始まるようだ。

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夕方からの雨が降り続いているようだ。
ブルーマンデー。

聞こえるのは、雨音と気だるいイパネマ。
寒気すらする。


退屈だ。


昨日、酒を過ぎた。
よせばいいのに、記憶はパッチワーク。
継ぎ接ぎになっている。



親友の女性の花嫁姿の日。
懐かしい顔も多く、つい、はしゃいだ。




色々な人と色々な接点。
愉しいな。

いつも噛み合っているようにも思えるし、決して繋がらない気もする。


ずれてはぐれて早37年。
友におめでとうと今宵の怠惰にひとり淋しく乾杯を呟いた。

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それでも昨日から僕は、牛スジ肉をコトコトコトコト煮込み続けている。

せめてとても美味しいくなってくれればいい。


ある意味これは、神の領域だ。

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賄いを自分の為につくるのが億劫で、また即席めんで済ませた。

悪い癖だが、汁まで全て飲んでしまう。

今、供にしたコーラを持て余している。


だが、満腹だ。
空腹よりは、ある意味今日の所は増しだ。



退屈に連休が過ぎてゆく。
この調子なら商売あがったりで、毎度の月末の涙を想像してしまいどうかとも思うのだが、どうも完全にこの怠惰に同調している。



昨夜まで事情ありきで実家へ。
ここから東北東に徒歩40分。
足を引き摺り、休み休みも歩いた。

久々に見た札幌中央部での星空。
違う道のりは、違う景色をもたらしてくれる。

夜空を見上げ見上げ歩いた。


思えば、そのようなセンチメンタリズムが好きだった自分を思いだし、一日の終わりにて最高潮ボルテージがあがる。


実家に帰ると待ちわびた愛犬。
人間味溢れる小型犬。

「星が綺麗だよ」と話しかけたところ、「ワン」と言っていた。


僕にとってのこの連休の出来事は、それくらいに進んでいる。

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また、紅茶を飲んでいる。
マリアージュフレール。

最近は蕎麦猪口で飲む。
何かギャップが気に入っている。
フランスを江戸で飲んでいる感じだ。



今日も雨模様。
午前の隙間に犬の散歩をし、持つかなあと薄らぼんやりしてみたものの、やはり崩れてしまった。



今は、板氷を切り出す為にそれ自体を緩めている。
要するに室温で溶かしている。
そうすると、包丁で氷が割れずに切れる。
習った訳ではない。
本で読んだだけだ。

本で読んで実践している事は多い。
何をしているかが問題なのだが、恥ずかしいので、ここでは割愛する。



タイマーがカチカチ鳴っている。
ピアノソナタがコンコン聞こえている。
店主は腹を空かせながら、これを記している。


平たく言うと多分今日はそれだけの日だ。

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雨と雨にまつわる音だけしている。
店内は、コールドテーブルのファンの回る音だけ微かに。
BGMは、まだかけていない。



先程から降りだした雨は段々激しくなり、この札幌の中心部を湿らせている。
雷もここまでひとつ。
割りと近い。


この一嵐一嵐で冬が近づく。
また厳しい諸々が、来る。


ひとつだけ確実に言える事は、この雨で客足に影響が出る。



最近、人が来そうな時間まで音楽をかけていない。
すっかり静かがお気に召している。


あと二時間は、想いを廻らしながら雨を聴いていようと思う。

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