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ブラウン管の前で

ツーアウト。

9回の表、同点。
勢いは若干相手に。

デッドライン

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http://mainichi.jp/senbatsu/10/graph/08-3/13.htmlより掲載

この瞬間、白線はフェアとファウルを只、分けるものではなくなった

女神は彼に

THE高校野球。

試合後のお立ち台(インタビュー)は、アクシデントに見舞われたエースでもなく
ピンチに雄たけびを上げつつ救援したピッチャーでもなく、彼であった。

ブルーのユニフォームの大会最遅左腕。
荒木大輔と互角に渡り合ったヒグマ。
川崎憲次郎から2ケタ安打を放った札幌の公立校。
最高のキャプテンシーで大逆転劇を牽引した旭川の捕手。
最高の個性が集まり優勝旗の津軽海峡越えを果たした監督と選手。

そして、田中将大。

もうないと思っていた、血液が逆流することは。

したね。逆流。
しかも、バントで。

彼は野球の新しい扉を開けてくれた。

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http://mainichi.jp/senbatsu/10/graph/08-3/12.htmlより掲載

北照高校 2番 セカンド 木村 悠司

2打席連続でツーアウトからスクイズを決めた男。

リアル殿馬一人である。

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小林 繁 と 江川 卓

清原和博 と 桑田真澄

太陽と月。

光と影。

プラスとマイナス。

いままでずっとそう思っていた。

そう思って見て来た。


太陽はふたつ。

そうだったんだ。

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久しぶりに見た野球。

試合開始から終了まで全て見た。

 

 42日間登板間隔が空いたピッチャーのピッチングが見たかったのと

清原と新庄の組合わせの解説も気になっていたから。

 

1球目

ダメだと思った。腰が高く下半身にまったく粘りがない。

手投げ。3回持つのかな?そう思った。

初回3人を討ち取り、マウンドから降りてきたのは

ダルビッシュであり

ダルビッシュではなかった

まったく違うピッチャーがそこにいた。

牛島(元・中日・ロッテ)のようなピッチング。

状態としては6~7割の出来、いやもっと悪いのかも

唸りを上げて踊るような、いつものストレート(ツーシーム)はない。

でも抑える。投球術で。

 

底無しだな。

 

まだ23歳。

 

何処まで行くんだろう、このピッチャー。

 

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